人気の「ストウブ」の鍋。
熱伝導の良さと保温性の高さから煮込み料理に最適!そして ご飯も美味しく炊けると言うことをご存じでしょうか?
しかも炊飯器よりも早く炊けるので 時短になり、忙しい人にもおすすめです!
我が家でも ストウブのお鍋でご飯を炊いています。
ストウブ炊飯歴8年以上。長年かけてできあがったほぼ完成形のレシピをご紹介します。
愛用しているのは、ストウブのピコ・ココット 20cm(IHコンロ使用)。
美味しいご飯を炊くために大事な お米の保存方法や洗い方(研ぎ方)と、芯が残ってしまう原因と対処法も合わせてまとめました。
- お米の美味しさを保つ最適な保存方法
- お米の研ぎ方(洗い方)
- 残ったご飯の保存方法
- 芯が残ってしまう時の原因と対処法
ぜひ参考にしてみてくださいね。
お鍋でご飯を炊くメリット
お鍋でご飯を炊くメリットは
- 早い
- 美味しい
- 炊きたてが食べられる
- 電気代の無駄をなくして合理的
炊飯時間は、炊飯器だと40〜50分はかかりますが、お鍋だと20分ほどです。
浸水時間や蒸らし時間もありますが、急いでいる時などは短時間で炊ける手軽さが良いですよね。
炊飯器のメリットってやはりスイッチ一つで炊ける便利さと”保温機能”ですよね。
でも我が家の場合は、保温機能は使わず、余ったご飯はすぐに冷凍保存していました。
保温しておくよりも、冷凍ご飯をレンジで温めて食べた方が美味しいし便利だからです。
保温機能も必要ないし、少量炊くには無駄に大きい炊飯器…いらないかも?と思い、お鍋で炊いてみたら、以外にも簡単に美味しく炊けて、それからすっかりお鍋で炊くようになりました。
それまでは「お鍋でご飯を炊く」って難しそう、失敗しそう、って思い込んでいました。(子供の頃のキャンプでの飯盒炊飯の黒こげもしくはしんありごはんのトラウマが…笑)
なので、炊飯器って無くてはならないものと思い込んでいて、当時の私には本当に意外な発見でした。
ご飯を炊く時は多めに炊いてストックしておくようにしています。炊き立てのご飯を冷凍しておけば、電子レンジで温め直してまた炊き立てのような美味しいご飯を食べることができます。ストックがあると時間がない時や一人分をわざわざ炊かなくても済むのでとても便利です。

↓↓↓炊飯専用のストウブも販売されています。もちろん他のお料理にも使えます♪

ストウブ鍋で美味しく炊ける秘密とは?

ストウブのお鍋は、お料理好きな人だけでなく、プロも愛用しているくらい機能性にも優れています。
そしてオシャレで可愛い!大きさもカラーバリエーションも豊富なのでとても人気があるお鍋です。
●ストウブ鍋の特徴
- ストウブ社はフランスの調理器具メーカー。
- 鋳物ホーロー鍋。
- 耐久性抜群。
- 熱伝導が均一で保温性と蓄熱性に優れる。
- 気密性が高い。
- 調理時間短縮・弱火での調理が可能で、節電にもつながる。
- 無水料理も可能。
- ガス・IH・オーブンで使用可能。
- 重い!
我が家で炊飯用に使っているのは20cmのピコ。
3合までのご飯が炊けます。
重いですが、その重量感が美味しく炊ける秘密なんですね
蓋もずっしりと重く気密性が高いので、蒸気を漏らさず閉じ込めて循環させ、ご飯が美味しく炊ける仕組みなんです。

▼愛用中のお鍋とフライパンを紹介しています。よかったら見てみてください^^。
(ストウブのお鍋の紹介は、動画開始後 4:04あたりからです。)
ストウブ鍋で美味しいご飯の炊き方・レシピ
- お米3合(2合も炊き方は同じです。)
- ストウブ鍋のピコ・ココット20cmを使用。
- 熱源はIHを使用。
- 柔らかめの炊き上がりです。好みで水の量を加減してください。
お米と水の分量
- お米 3合の場合(お米用計量カップ【180cc】×3)
- 水 630cc(お米用計量カップ 3.5 杯 )
- お米 2合の場合(お米用計量カップ【180cc】×2)
- 水 450cc(お米用計量カップ 2.5杯)
★米1合=180cc(150g)です。
お米の洗い方
☆ゴシゴシと研がずに、お米を傷つけずに洗う方法です。
できるだけ手早くやるのがコツです。
現在では精米技術が進み、精米されて売られているお米はぬかが少ないので ガシガシ研がなくても大丈夫。
ガシガシ強く研ぐと、お米が傷ついたり割れたりして味が落ちてしまいます。
普通に優しくグルグルするだけでOK。
<手順>
- ボウルにお米を入れ、水を注いで軽くかき混ぜたら、手早く水を捨てる。
*この時に使用する水は、乾燥したお米が吸収しやすいため ミネラルウォーターを使うのがおすすめです。 - 手でお米を10回ほど優しくぐるぐるかき混ぜる。
- 水を注いで軽くかき混ぜてすすぎ、水を捨てる。
*同様に3回ほどすすぎます。 - 2−3の手順【10回グルグル→3回すすぐ】をもう一度繰り返す。
*水の濁りが少し残っているくらいでOK
手順を画像付きで詳しく
1. ボウルにお米を入れ、水を注いで軽くかき混ぜたら、手早く水を捨てる。
★乾燥しているお米は水を吸収しやすいため、最初の汚れた水は素早く捨てます。



2.手で円を描くようにぐるぐると10回程度かき混ぜる。
★ゴシゴシ研ぐとお米が傷むので、ぐるぐる回すだけでOK 。
手でぐるぐる回すことで お米同士が擦れてほどよくぬかが落ちます。

3. 水を注いで軽くすすぎ、水を流します。
★同様に3回すすぎます。

4. 2~3【10回グルグル→3回すすぐ】の工程を、もう1度行います。


↑ だんだん水の濁りが綺麗になって、最後はこれくらいです。
その後、ザルにあげて水気をしっかり切ります。
時間があれば5分ほど置き、しっかり水気を切る。
ストウブ鍋で・ご飯の炊き方 (2合・3合)
2合、3合とも炊く時間は同じです。
<手順>
- 鍋にお米と分量の水を入れ、15〜30分ほど浸水する。
*浸水の水はできるだけ冷たい水を使います。
冷たい方がお米の芯までゆっくり浸透し、ふっくら美味しく炊けます。 - 蓋をして中火で8分炊く。(*沸騰するまで)
- ぶくぶくと沸騰したら弱火にして13分炊く。
★浸水しない場合【沸騰後15分】
★沸騰するまでの時間は、水温や気温などによって多少変わります。 - 炊き上がったらふたをしたまま10分ほど蒸らす。
- 蒸らしたら 底の方からしゃもじでふんわり混ぜる。
- 急いでる時は浸水せず、すぐに炊いてもOK。(もちろん浸水した方が美味しく炊けます)
浸水無しの場合、沸騰後の加熱時間を2〜3分長くします。 - 沸騰するまで蓋を開けておくか 少しずらしておくと、沸騰したかどうかがわかりやすいです。
- 炊き上がり蓋を開けると蓋の裏に蒸気がたくさんついていますので、水平に持ち上げて、ご飯の上に水滴が落ちないようにしましょう。
手順を画像付きで詳しく
1. 鍋にお米と分量の冷水を入れ、30分ほど浸水します。



2. 蓋をして中火で8分加熱。
3. 吹きこぼれそうなくらいグツグツ沸騰したら、弱火にして13分炊きます。

4. 炊き上がったらそのまま(蓋をしたまま)10分ほど蒸らします。

10分ほど蒸らしたら完成です♪


美味しそうに炊けてますね。
5.蒸らしたら、しゃもじで底の方からふんわり混ぜます。

やっぱり炊きたては美味しいですよね♪

お米の量とお鍋の大きさについて

美味しいご飯を炊くためには、お米の量に合った大きさのお鍋で炊くのがベストです。
分量に対してお鍋が小さいと吹きこぼれてしまいますし、大きすぎても美味しく炊けません。
<お米の量とお鍋の大きさの目安>
- 2合:18cm
- 2〜3合:20cm
- 3〜4合:22cm
- 4〜5合:24cm

ご飯に芯が残ってしまう原因と対処法
芯が残ってしまう原因は?
ストウブでご飯を炊いた時、芯が残ってしまう原因は二つ考えられます。
- 水の量が足りない
- 加熱時間が足りない
炊飯時は、最初は中火で加熱し 沸騰したら弱火にして炊き上げるのがセオリー。
お鍋の中の温度が徐々に上がっていくことで、お米の中に水が浸透してふっくら炊きあがるのです。
最初から強火で沸騰させると、お鍋の中の温度が一気に上がり 沸騰までの時間が短くなってしまうため、お米の中に水が十分浸透せず、芯が残ってしまう原因にもなります。
最初は中火でゆっくり加熱することを守ってくださいね。
芯が残ってしまった時の対処法
芯が残ってしまったときは
- 水(または料理酒) 50ccほど(大さじ3杯程度)を全体にふりかける
- 蓋をして、再度弱火で数分加熱する
これでOKです!
焦げ付かないように注意しましょう。
※ちなみに…
浸水時間が足りないのでは?と思われがちですが、浸水時間は関係ないようです。
私は浸水せずに炊くこともよくありますが、芯が残ってしまった事はないので。
残ったご飯の保存方法
私はいつも多めに炊いて冷凍保存しておきます。
炊きたてを保存しておけば、またいつでも美味しいご飯を食べることができます。
時短にもなりとても便利^^。
- お茶碗1杯分くらいの量をラップに包んで、冷凍保存。
- 1〜2cm程度の厚さの四角形にしておくと保存しやすく、温め直す時も均等に熱が通ります。
- できるだけ炊きたてを、ふんわり包むのがベター。
- 冷ましてから冷凍庫に保存。
- 電子レンジで温めれば、また炊きたての美味しさのまま食べられます。
おにぎりにしておいても良いですね!

お米の最適な保存方法
買ってきたお米をどのように保存していますか?
- 購入時の袋のまま置いている
- 米びつに入れてシンク下やパントリーなどに置いている
と言う方も多いのではないでしょうか。
基本、お米も野菜と同じなので 常温で置いておくとだんだん鮮度が落ちていってしまいます。
流通時の袋は、蒸れないよう小さな気泡が空いてるため 長期保存には向かないそうなんですね。
お米は 小分けにして冷蔵保存がベスト

購入後は ジッパー付きの保存袋などに移し替えて、冷蔵庫で保存するのがベストです。
冷蔵庫の野菜室は、湿度も温度も一定に保たれるのでお米の保存に最適。
できるだけ空気に触れないよう、小分けして保存するのがおすすめです。
そうすることで1ヶ月半ほどは美味しさを保つことができます。
我が家ではいつもお米は5キロずつ購入し、ジッパー付きの保存袋に小分けにして冷蔵庫の野菜室で保存しています。
保存袋だと 余計な場所を取らず出し入れもしやすくとても便利です。
お米を保存袋に移し替えるときは、↓このように大きなボウルを使うとこぼれにくく作業がやりやすいです。
念のため袋を二重にしておくと破れてこぼれる心配もありません。

お米5キロは保存袋Lサイズ2つに収まります。

↓そしてそのまま冷蔵庫の野菜室へ。
野菜室がいっぱいの時は、冷蔵室に入れることもあります。

以前使っていた米びつは、気温や湿気でお米が劣化したり虫が発生したりするので使うのをやめ、処分しました。
お米用のタッパーやケースもありますが、冷蔵庫には大きなものは入れにくく、場所を取ってしまいます。小さいものに分けても嵩張ってしまうので、やはり一番使いやすい保存袋に落ち着きました。
▼動画の中でお米の保存方法について紹介していますので、よかったらご参照ください。
(動画開始後 4:32あたりからです。)
まとめ
炊飯器も確かに便利ですが、ストウブ鍋でも美味しくご飯を炊くことができます♪
炊き上がりのご飯の硬さの好みや、気温・水温、調理器具などによって多少炊飯時間が違ってくるかもしれませんので、必要に応じて微調整してみてくださいね。
